井戸端手話のやり方?-2-

noriサマから井戸端手話のやり方が、紹介されました!
先生だなんて言われていますが、逆にメンバーから教えられることも沢山あるのです。

私はメンバーの中で唯一聞こえないのですが、手話を覚えたのは聴覚障害のある友人達とのお喋りがきっかけです。
きちんとした講習会などで習得した手話ではなく、会話の中で覚えた生の手話ばかり。
ですから、地方の手話(手話にも方言があるんです)が混ざったり、流行語のような手話が入ったり、時には創作手話の紹介もします。

そうした普段何気なく使っていた手話が、どういう背景で生まれたのかをメンバーが調べて教えてくれることも多々あるわけです。


「へぇ〜〜〜!」と感心したりすると、メンバーから笑われますが(笑)、聞こえないから手話が完璧!なのではなくて、聞こえないから手話が普通の言語。


皆さんだって、普段
「こくご」がどうして「こくご」という言葉なのか、その語源を考えたりしないでしょ。
国の言語だから「国語」。あぁそうだよね。そういえば。
そんな感じですよね。


私にとって手話もそんな感じ。
何気なく使っている言語なのです。


そんな手話に、こんなに大勢の人が興味を持ってくれるなんて。
こりゃ私もきちんと勉強せねば!とメンバーに教えつつ、教えてもらいながらの井戸端手話の七年間でした。
井戸端手話の会が始まった頃は、私が教えることが多かったのですが二年目くらいからは、
無理やり



「メンバー全員が先生!」方式にしていきました。笑



理由は、受け身で教わるだけでなく、教えるという経験をすることで、伝えることの難しさや、伝わったときの嬉しさ、伝える方法の工夫など、色々と考えることができると思ったからです。
それから、



大きな声ではいえませんが、私の仕事が増えてきて「どうしたら楽できるかなぁ〜」と考えた結果というのもあります。笑


最初はもちろん、メンバーも戸惑いました!
数名でグループを作り、
「今日はこんな会話文をやりたい、こんな単語を覚えたい!」という内容を考えてもらいます。
それが決まったら、私と打ち合わせ。
私が事前に手話で教えて覚えてもらい、それを当日、みんなに教えてもらうという方法でした。

これを順番に何度も繰り返していると、簡単な会話くらいは自分の手話でできるようになってきます。
個人差はあるけれども、ママ達って、コミュニケーション力がすごく高い!って思うんです。


だって、普段、言っても聞かない子ども達を相手に日々格闘しているわけで、コミュニケーションがすごく柔軟。


「難しい!」
「覚えらんない!」などと言いながらも、



手を動かすことで、脳内活性化を目指そう!
顔の表情を動かすことで、アンチエイジングにもなる!!



などと、どこまでも前向き!

縁の下の力持ち存在のnoriサマを始めとする、愉快なメンバー達のおかげで、細く長く続けることができました。
9月からの後期も楽しんでいきましょう〜♪
karin