「ありがとう」の手話で繋がる。

今日は嬉しいエピソードを一つご紹介します(*^_^*)

井戸端手話はゆる〜く、のんびりと続けている会です。
ですので、大きな1年間の成果を誇らしげに発表したりする場はありません。

しいて言うなら、夏休みの手話イベントぐらいでしょうか(*^_^*)

自分たちの生活があり、その中での井戸端会議を手話で!というのが基本です。

ですので、子どもが小さいときは毎週参加していたメンバーも、子どもが大きくなり、仕事を始めたり、家庭の事情でなかなか参加できないメンバーもいます。

ある日、テレビを見ながらウトウトしていた夕方・・・。
「ピンポーン」と久しぶりにずっとあっていなかった井戸端メンバーのayumiちゃん登場!!
「わ〜久しぶり!」と言いながら、ずっと井戸端参加してなかったけど、会費を・・・。と、うちに寄ってくれました。そして、しばらく立ち話。

パン屋さんでアルバイトしている彼女は、かわいらしい笑顔でいつも周りを魅了してくれます。そんな彼女が、耳の聞こえないお客様がいらした時、最後に「ありがとう」と飛び切りの笑顔で手話で伝えたそう。

すると、お客様は大喜び!
気持ちが繋がった瞬間です。

手話ができるから、できるところを見せたい!とか、そんな自分勝手な思いではなく、出会って、さりげなく伝えたい気持ちを手話に込められる!

いろんなことを手話で話し合ったわけでもなく、何気ない一瞬の「ありがとう」が伝わった瞬間!彼女もとても嬉しかった!!と報告してくれました。


ほとんど、井戸端手話の会に参加できていなかった彼女。
「だから、除名なんてしないでね〜」と言いながら明るくさっていきました。

私も、聞こえない仲間にあった時に、通じる瞬間、気持ちを共有できる瞬間って、とても嬉しいものです。手話がハモる感じとかも好きです。
そして、手話だけじゃなくても、筆談だったり、いろんな方法を使って、通じる瞬間って嬉しいものです。

一方通行じゃない、通じる心、分かり合える心をいつまでも持っていたいですね。

nori