5月14日(水)本日の井戸端。

5月14日の井戸端手話の会。
手話講習会と違って、誰が参加するのか蓋を開けてみるまで、わからないドキドキ、わくわく感があるのが、この井戸端手話の良いところ!

いつも、ユニクロでバリバリ働いてるemiさん登場!!
顔を見るなり「お〜!!」となる中、新メンバーとも初対面。
すぐに打ち解け、指文字からスタートです。

両手で50音すべて表現し、そのあとは指文字しりとりです。
テンポよく、進みました。最初は短い言葉が続きましたが、だんだん長い言葉を探し「バナナチョコレートパフェ」と濁音、長音、半濁音などが混ざり、難しいんです。
仏頂面」も難しい!最後に落とし穴。「づら」なので「つ」を横に動かして表現します。

頭の中でひらがなにして、指文字で表現。紙に書いたものを見て表現するのではなく、頭の中で文字を浮かびだし、表現!
テンポが良いと瞬時に表現する必要がありますよね。頭も指もフル回転!
いい感じに脳が活性化しました。

そしてNHKのみんなの手話のテキストでもお勉強。
家族を表す表現をみんなでやってみました。
面白いのは、家族を表す順番!
自分が先なのか、はたまた旦那様が先なのか!
どちらを先に紹介するのかで、なんとな〜くそこの家の力関係がわかっちゃったりなんかして(*^_^*)
男を上、女を下にして「亭主関白」その逆に女を上、男を下に表現して「かかあ天下」なんて表現もありますね。

ではいったい、亭主関白に見せつつ、本当は手のひらの上で操ってる・・・なんて表現どうするんでしょうか〜
次回の井戸端で、聞いてみたいと思います♪

さてさて、最後は井戸端コーナー。
いろんな話が出ましたが、印象的だったのはこの二つ。
鳥取県の手話言語条例の話と東武デパートのデパートガールによる開店時の催し物手話説明!

鳥取県にはスタバはないけど砂場はあります!という内容に盛り上がりました。
すばらいい知事ですね。
そして本当に「すなば珈琲」というお店が鳥取駅前にあるそうです。
また鳥取県の手話言語条例を調べてみると、障がい福祉課のページに「手話学習プリント」がありました。
見てみると、挨拶や指文字表が載っていました。⇒こちら
感動ポイントは指文字表の下に、「耳の不自由な人に対するエチケット」という説明があるところ!!
車の音が聞こえない事に対する配慮や、聴覚障害者の正しい呼び方、筆談や手話で内容を教える事など、想像以上に詳しくポイントが書かれていました。
指文字表って、「表」そのものだけが多いですよね。
ポイントが書いているものに初めて出会いました。井戸端手話の会の指文字表があるんですが、エチケットを入れてみようかと思案中です(*^_^*)

井戸端で、この鳥取県の条例の話を出してくれたのは手話サークルに通っているmikikoさん。その次に、東武デパートの話しもしてくれました。

以前、井戸端にもゲストとして遊びに来てくれたririさんが10数年前、銀座のデパートガール時代、手話による開店案内を取り入れたという話を思い出しました。
10年たって、やっと私たちの地域にも!!
広まる時間、普及する時間ってとてつもないものだと実感。
良いということがわかっていても、何らかの事情で取り組まれない現実。
良いことはみんなでやればいい!そんな単純な考えにはならない世の中の仕組み。

でも、最後に手話サークルに通っているsachieさんが「私たちのような草の根のような井戸端手話の会の活動が、小学校への手話講座など地道な活動が広がっていくことが本当に大事なことなのよね〜。」としみじみと、そして力強く言ってくれたのが心に響きました。

井戸端手話のkarin先生も、社会に向けて大きく影響力を持ち私たちにも素敵なエッセンスを振りまいてくれます。
井戸端手話の会も日常の会話を手話で楽しみながら、いろんな情報を共有し、周囲に手話の世界を広めて、コミュニケーションの壁を取り除いていける小さなエッセンスになりますように!

来週の井戸端手話もどんな情報が飛び出すのか、楽しみです。

nori